2010年2月2日火曜日

雪の日のイヌの行動について・・・



写真は「お散歩途中のくまこちゃん。いつもくんくんする場所に雪が積っているので???」


東京に久ぶりに雪が降りました。
さて雪とイヌの行動について考えてみましょう。
本来イヌは雪が大好きです。特に運動が好きなイヌは、大いにはしゃぎます。しかしイヌを積雪の中、遊び回らせる所は、平地で障害物がない、知っている場所であることが原則です。穴に落ちたり、鋼鉄に引っかかったりの事故のもとです。
特に7歳以上の大型犬の場合は、程度の差はあれ、関節炎を持っている場合(10歳以上は半分以上)があるので、あまりに普段以上の運動をすると、後で関節が痛くなります。これはトライ&エラーと言われ、やってみて、やり過ぎて、痛くなり動けなくなり、そこで、エラーとなります。関節炎がある犬がどこまで、運動したら痛くなるかの限界点を知るためにこのことを知っておく必要があります。
ゆえにこの限界点を越えないように注意します。典型的には、運動し過ぎの後は、ほとんど動かず、じっとして2-3日休んで耐えます。そして関節が痛くなくなると、また少しずつ動きだします。

今の獣医学は昔と違って、関節炎に対しても、副作用がより少なくなった、効果のある薬剤がいろいろあります。また最近では人間と同じようにリハビリテーションも行なわれるようになってきました。
しかし原則は食事に気をつけて肥満させないことが最も重要です。
このため雪を見て犬が喜び運動し過ぎないように気をつけましょう。
また雪の日はすべりやすいので、ゆっくりコントロールしながらの散歩等が必要です。この場合よくコントロールできる躾のできた犬でない限り、ハーネス(首輪でなく胴輪のこと)は危険でしょう。犬にどんどん引っ張られてしまします。
のどが渇いた犬が雪を食べることがありますが、これは積もった表面の雪で、少量であれば問題ないと思いますが、場所にもよります。喉が渇けば自然の行為です。
北極のソリの犬は、通常ドッグ・フードと、水の代わりに雪を与えられて育っているそうです。まあ空気が綺麗だからよいのでしょうね。

獣医学の観点から、「犬はなぜ雪を食べるのか?」との質問には、このような答えになります。
それは「行動上の問題」と「病気の可能性の観点」と考えられています。行動上の問題は、しつけの問題でもあります。聞き分けのない(躾ができていない)、何でも興味を持つお茶目な犬に起こります。これは何でも口にする、特に異物を食べる犬に多いものです。

病気の観点から言うと、「雪を食べる犬」特に「雪を好んで食べる」「雪を多く食べる」犬は水分を欲しがる犬、と言う位置付けになります。すなわち 多飲(多く水を飲む)です。では、どれほどで多飲かというと、獣医学の規定では、100ml/Kg以上となります。ゆえに犬が多量に雪を食べる場合は、 多飲の疑いがあるということです。これらの代表的な病気には、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、慢性腎炎等があります。これらの病気の多くは、多く水を飲むことで疑うことができるのですが、ある場合には、水よりも雪をたくさん食べるからと言った状況で疑われ、早期に発見されたという報告もあります。

そのころ猫はこたつで丸くなっているのでしょうか?
お互いに寒さに負けず、体を暖かく保ちましょう。
私は冬はよく生姜湯を飲んで体を温めます。